夏期講習を終えて感じたことがあったので記載いたします。

スクールNEOの夏期講習では、毎日確認テストを実施しています。

どの塾もやっていることでしょうが、この日々やり続けるテストというのは本当に大事だと思います。

昔、他塾から移籍してきた生徒がこんなことを言っていました。

「前の塾では、確認テストの時は逃げていた」

塾で行われる確認テストには、普通は合格点が設定されています。

そして、このテストは、合格できなかったら再テストをすることになるのです。

塾に通われた経験がある方は、「再テストがあって帰れない！」と、

ヒーヒー言っている生徒を見たことがあるかと思います。 

今回の生徒も、前の塾でそのヒーヒー言っている側だったようです。

しかし、途中からは面倒になって、合格できていなくても帰っていたと言うのです。

こんな事例は、きっと全国の塾で頻発しているのでしょう。

幸い、我がスクールNEOにそのようなことをする者はいませんし、

しようとしていても絶対に許しません。それだけ徹底しています。

では、なぜそこまで徹底するのか。

それは、「脳を鍛えるため」です。

当然、テストや受験に関係ある知識をテストすることになるので、内容にも意味があります。

しかし、その本質は、テストの内容だけではないんです。

「テストを繰り返し行うこと」にあるわけです。

人間の脳は、筋トレのように鍛えられるものです。

一時期流行った「脳トレ」とは少し内容が違うかもしれませんが、暗記力だって鍛えれば強くなるんです。

私自身それを痛感してきましたし、生徒を見ていてもよく感じることです。

今年の夏期講習中でもこんなことがありました。

夏期講習の確認テストで、最も苦戦していたのは中１でした。

それも当然なんです。

他の学年は、学校の試験を何度も受けてきているわけです。

個人個人で学力の差はあるかもしれませんが、「テストに向けて勉強する」という経験はしてきています。

でも、中１は違います。

小学校では内申制度がありません。

別に、勉強してもしなくても、直近で何か大きく不利益になることはないんです。

その結果、どうしても中学のようなシビアな「テスト勉強」をしてこない生徒が多くなります。

つまり、「覚えるとために時間を使って努力する経験」がなく中学生になった人もいる、ということです。

暗記し慣れていないんです。 

そうなると、確認テストは地獄でしょう。

特に英語なんかは、普段は全く使わない文字で覚えるわけですから、負担も大きいと思います。 

それでも、NEOの生徒の偉いところは、諦めずにやり続けたことです。

最初は夜遅くまで再テストしていた生徒も、後半になると一発合格するようになってきました。

覚えるスピードが明らかに変わっていたんです。

夏休み後も確認テストをやりましたが、

苦労していた生徒ほどしっかりと準備をして、一発合格するようになっていたと認識しています。

こんな短期間でも伸びるものなんです。

勉強すれば、それだけ効率も上がってくる。

このことを忘れずに続けていってほしいですね。

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