記述問題の答え方

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12月も中盤に入りました。

中学3年生は面接シートはもちろんのこと、

各教科で「難問」と言える分野にも手をつけている頃と思います。

 

特に、その「難問」として見られがちなのが、記述問題です。

所謂、「○○字以内で説明しなさい」というものですね。

 

記述問題は、用語を書く問題や記号問題と違って、

 

答えの書き方が一つではありません。

記号問題や用語問題は、

「これを書けば絶対に正解になる」という物があり、

「問題:解答」が「1:1」になっています。

しかし、記述は「解答」が一つではないところが混乱の元になっているのか、

なかなか手をつけられない方もいます。

 

 

しかし、逆を言えば正解の幅が広いんです。

もちろん、全く見当はずれなことを書いても正解にはならないですが、

最低限の用語が入っていて、内容として間違っていなければ正解なんです。

しかも、仮に少し言葉足らずだったとしても、

学校によっては途中点をくれちゃいます。

(学校によって正解基準・途中点基準は異なる)

 

つまり、まずは自信を持って書いてみればいいんです。

 

最初は必ずしも正解にはならないかもしれませんが、

書いてみないことには何も始まりません。

授業や模擬試験で記述が出てきたら、

「どうせできない」と言ってスルーしないでください。

何回間違えてもいいし、

どんなくだらないことを書いても構いません。

本気で書いてみましょう。

この繰り返しが、記述ができるようになるための最低条件です。

本当に一つも書くべきことが見当たらないのだったら、

ちょっと知識を暗記し直した方がいいのかもしれません。

でも、「言葉にはし難いけど、何となくわかる」のだったら、

友達に話すくらいのつもりで書いてみましょう。

意外と記述で問われている内容は簡単だったりします。

理科の記号選択問題の方がずっと難しいです。

 

実は、スクールNEOがToday’s Lesson(日記・連絡帳のようなもの)

を皆さんに書いてもらっているのは、

「文章を書くことに慣れてもらう」という目的もあるのです。

 

思っていることを文章にすれば、

フワフワしていたものが明確になるし、

人に説明できるようになります。

それができてこそ、「本当の理解」なのだと思います。

 

ノーベル賞受賞者の4割を占めるユダヤ人は、

古くから文章化が上手いそうです。

ユダヤ教の聖典「タルムード」に至っては、

単なる教えだけではなく、日常生活の細かい規則、

参加者の討論まで文書化されています。

それを代々親から子に読み聞かせ、

説明していっているわけです。

つまり、文章に触れる・文章を書く・説明する

これが大事なのではないでしょうか。

 

もちろん、文章を「上手に」書くのは難しいかもしれません。

これは私自身もよく悩むことです。

でも、書いてみることを誰にでもできます。

気軽にチャレンジしましょう。

 

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総合学習塾スクールNEO
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