中学3年生は面接シートはもちろんのこと、
各教科で「難問」と言える分野にも手をつけている頃と思います。
特に、その「難問」として見られがちなのが、記述問題です。
所謂、「○○字以内で説明しなさい」というものですね。
記述問題は、用語を書く問題や記号問題と違って、
答えの書き方が一つではありません。
記号問題や用語問題は、
「これを書けば絶対に正解になる」という物があり、
「問題:解答」が「1:1」になっています。
しかし、記述は「解答」が一つではないところが混乱の元になっているのか、
なかなか手をつけられない方もいます。
しかし、逆を言えば正解の幅が広いんです。
もちろん、全く見当はずれなことを書いても正解にはならないですが、
最低限の用語が入っていて、内容として間違っていなければ正解なんです。
しかも、仮に少し言葉足らずだったとしても、
学校によっては途中点をくれちゃいます。
(学校によって正解基準・途中点基準は異なる)
つまり、まずは自信を持って書いてみればいいんです。
最初は必ずしも正解にはならないかもしれませんが、
書いてみないことには何も始まりません。
授業や模擬試験で記述が出てきたら、
「どうせできない」と言ってスルーしないでください。
何回間違えてもいいし、
どんなくだらないことを書いても構いません。
本気で書いてみましょう。
この繰り返しが、記述ができるようになるための最低条件です。
本当に一つも書くべきことが見当たらないのだったら、
ちょっと知識を暗記し直した方がいいのかもしれません。
でも、「言葉にはし難いけど、何となくわかる」のだったら、
友達に話すくらいのつもりで書いてみましょう。
意外と記述で問われている内容は簡単だったりします。
理科の記号選択問題の方がずっと難しいです。
実は、スクールNEOがToday’s Lesson(日記・連絡帳のようなもの)
を皆さんに書いてもらっているのは、
「文章を書くことに慣れてもらう」という目的もあるのです。
思っていることを文章にすれば、
フワフワしていたものが明確になるし、
人に説明できるようになります。
それができてこそ、「本当の理解」なのだと思います。
ノーベル賞受賞者の4割を占めるユダヤ人は、
古くから文章化が上手いそうです。
ユダヤ教の聖典「タルムード」に至っては、
単なる教えだけではなく、日常生活の細かい規則、
参加者の討論まで文書化されています。
それを代々親から子に読み聞かせ、
説明していっているわけです。
つまり、文章に触れる・文章を書く・説明する。
これが大事なのではないでしょうか。
もちろん、文章を「上手に」書くのは難しいかもしれません。
これは私自身もよく悩むことです。
でも、書いてみることを誰にでもできます。
気軽にチャレンジしましょう。
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