生徒たちが面接シートを書いているところを見ていると、
「まずどういう順番で書けばいいのかからわからない」という方がたくさんいます。
そういう方々にまず言いたいのは、
「結論から書いてください」ということです。
友達との会話や漫談なら、オチをつけるために理由や状況を先に話すこともあるでしょう。
しかし、面接は自分のアピールをするところです。単純明快な回答の方が望ましいのです。
一度、面接官の方をやってみればわかりますが、
一つの質問に長々と答えられても、内容はほとんど頭に入ってきません。
入ってくるのは、最初の一文~二文くらいなものです。
面接シートは文面化されているので、もう少し入ってきやすいとはいえ、
面接官も暇ではありません。熟読してくれているとは限らないのです。
そういう意味で、面接シートも結論から書けば理解のされ方が大きく違ってきます。
さて、結論の次は理由です。
どうしてそういう結論になったのかを説明しましょう。
その際、気を付けなければならないのは、「エピソードを書く」ということです。
面接の場面では、ほとんどを言葉で表現することになるので、いくらでも嘘が言えます。
しかし、面接官はその嘘を見破らなければならないんです。
受験者から言わせれば、自分の話が本心であることを信じてもらう必要があるわけです。
(高校受験の面接の場合は、嘘かどうかというよりは、入学したいという気持ちが強いのかを見ていると思われる)
では、あの面接の場でどうやって信じてもらうのか。
そこで必要なのが「エピソード」なのです。
①「ホームページで学校の雰囲気が良いと思ったので志望した」
②「高校の部活体験で先輩たちと話をしてみて、
通っている生徒たちの雰囲気が自分にマッチしていると思ったから志望した」
どちらも簡素な内容ですが、①と②のどちらの方が説得力があるでしょうか。
②の方が良いのは明らかです。
①は家でパソコンをいじっているだけで、高校まで足を運んでいません。
当然ながら、思いの強さはあまり感じないでしょう。
ところが②に関しては、しっかりと高校が実施しているプログラムに参加している上に、
先輩たちとのエピソードが書けています。
その学校に本当に関心があるのだということが伝わってきます。
他にも、「自分の長所は?」という質問だと以下のようになるでしょう。
×「自分からコミュニケーションがとれることです。クラスのほとんどの人と仲が良かったです」
○「自分からコミュニケーションがとれることです。
実は、最初は恥ずかしくて話しかけるのは得意ではありませんでした。
しかし、部活で後輩達が困っていることが多かったので、
助けになりたいと思い声をかけるようにしていったところ、違う学年の生徒達とも仲良くなれました。
この経験から、自分から話かけることが大事だと思うようになりました。
高校でも知らない人が多いと思いますが、自分から積極的にコミュニケーションをとっていきたいです」
全然違うと思います。
もちろん、どの回答でも何かしらの追加質問はされると思いますが、
面接官の理解度は全く違うはずです。
「結論→理由」「エピソード」
この二点を考えながら書いてみましょう。
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