高校入試2

先日発表された2013年度の高校入試制度の変更。

おおまかな所を前回のエントリで説明しましたので、今回からは細かい点と、色々な推察、考えられる対策などのお話をしていきたいと思います。

今回の変更では『前期試験がなくなる!』という印象を一番強く持たれると思います。

内申点と面接のみで公立高校の受験が可能だった前期選抜ですが、13年度には確かにありません。

『面接』に対する対策を、前期を受験する生徒はしっかりして、後期を受ける生徒は大してしていなかったのが、現状の制度の中での子どもたちが行う主な対策でした。

『後期選抜だけになる』というと、その面接試験がなくなるようなイメージを持ちますが、その真逆です。

今回の変更点では、『全員が面接を受けなくてはならない』状態になったのです。

しかも、筆記試験と同じタイミングで行うのです。

おそらく入試は2日間行われ、1日目筆記試験・2日目面接試験、という形になると思われます。

そうなると、対策の方法がかなり変わってきます。

かなり早い時期から面接を意識して、高校のことを知り、自分を知る必要が生まれてきます。

また、現状の前期選抜受験時に高校に願書と一緒に渡す『自己PR書』ですが、今回からは、出願者全員提出になります。

このことからも、入試直前に面接練習や自己PR書への取り組みも同時並行で行う必要があることが分かるでしょう。

ですから、それら今までの前期選抜受験者が行っていた対策も、後期選抜受験者はやらなければいけなくなった、というのが、今回の変更点の大きなポイントになります。

「試験が全員に課せられる」という衝撃も強いですが、「面接が全員に課せられる」ということを念頭に置いて、対策を進めていかなくてはいけませんね。

スクールNEOではコーチングの時間を有効に使い、早い段階から「自分の将来を考える」取り組みをしてきました。

しかし、これからは、それをさらに早いタイミングで進める必要がありそうです。

私自身の考えでは「前期選抜は早く無くなってほしい!」でした。

しかし、「子どもとの面接の対策は楽しい!!」という気持ちも強くありました。

子どもたちが、面接の練習を通して、「将来なにをしたいのか」「なぜ、その高校に行きたいのか」「高校に行って何をがんばるのか」

「中学時代、何を頑張ってきたのか」「自分のいいところはどこなのか」、そんな大切なことに気づいて、それを言葉で表現してくれますからね。

NEOでは毎年、面接練習はドラマの連続!

今まで誰にも話したことのない「夢」を語ってくれる生徒もいますし、ずっと打ち明けられなかった「悩み」を話してくれる子もいます。

そういう時間は受験生にとって、本当に大切だと思います。

「何のために高校に行くのか」わからないまま受験をさせたくないですからね。

これからは、それが全員に課せられる、13年度からの新制度、その点に関しては大歓迎です!!

前期の内にそのような対策がとれれば、夏期講習も盛り上がりそうですしね。

是非、これを読んでいる生徒のみなさんも、自分が「なぜ高校に行くのか」しっかりと考えてみて下さいね。

そして、それらを話せるときがきたら、是非聞かせて下さいね。

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